グラディエーター

GLADIATOR

なんか上手く感想が出てきません。賞を狙った作品によくある無難さとわかりやすすぎるストーリー。ある程度楽しめる内容ではあるけど、これといって何も感じないというか。たぶん1週間も経たないうちに忘れちゃうと思います。
それでも戦闘シーンはなかなかだったと思いますよ。スクリーンで見たら結構な迫力じゃないでしょうか。でも、それ以外が退屈で仕方ありませんでした。早く殺っちまえよ!と。どうせオチなんてみんな分かってるんだから、無駄なところをダラダラやられても面白くありません。あと、殺された主人公の家族をちゃんと映して欲しかった。まぁ賞を取りたいのなら映さないのが賢明ですよね。これはイヤミです。
それにしても、最後の皇帝戦はなんなんでしょう。主人公が恨みを晴らしたはずなのに全然スッキリしない。あのリアクションに困るコロセウムの客は何が言いたいんでしょうか。どうせなら勝利を称えて欲しいですね。それでこの話は大団円じゃないですか。勧善懲悪メデタシメデタシですよ。なのにあのシラケ様。そんなのこっちまで「何?この空気!?」ってなってしまいます。盛り上がって終わりたかったのに。
役者に関してはそんなに言うこともありませんが、この映画はちょっと長すぎです。

THC!!

今年のMLJでトップバッターを務めたTHC!!の「雪」がココでちょっとだけ聴けます。X-TRAIL JAMというイベントのCMタイアップ(衛星放送)だそうです。8月のMLJで聴いた時は季節ハズレもいいとこだったのですが、とても印象に残っています。なかなかいい曲です。今月末にワンマンやって、メディアにも少しずつ露出してきているみたいなので、今後の活動に期待してます。

TRICK -劇場版-

TRICK -劇場版-

ちょっと肩透かしかなぁ。確かに面白いんだけど、やっぱテレビ的です。『踊る』なんかもそうだけど、これはテレビの2時間スペシャルでも厳しいかもしれない。小ネタが続くばかりで2時間耐えられるモノがなかったですね。ひとつの村の出来事としてまとめているのはわかるんですが、今回は教祖みたいな存在がいなかったので、全体的に実はまとまってない気がします。あの霊媒師のオバハンは何だったんでしょう?あの人が裏で村を操ってたり、何か秘密を握ってる感じだったのに、結局最後までよくわからない。たいしてオモロイ事もしてないですしね。必要だったんでしょうか。
だいたいのトリックはすぐ説明が入るんですが、あの切り株の文字はかなり気になりましたね。ビデオ止めて考えてしまいました。最後まで引っ張りたい気持ちはわかるけど、これは少し損してますよ。その後のシーンを客は集中して見られないですから。どんなすごい事をしてても文字が気になってしょうがない。まぁ数分ですけどね。映画館で見てたらどうかわかりませんが。これはトリックの性です。
あと気になったのは、山田が洞窟内で後ろから襲われるシーン。あれって眠らせる必要あるんですかね。どっかにつれていくわけでもないですし。ホントしょーもない事なんですが、気になりました。あの亀に糸を巻きつけるネタだって実際上手くいくかなぁとかそんなことばっかり考えてましたよ。
堤さんのやり方は他の作品にはない面白さがあって、編集にも力入れてるのは見ててわかるんだけど、正直アレに2時間付き合うのはキツイです。あの人ってどっちかっつーと短距離走者でしょ。サクサク見せる。何本か映画も撮ってるみたいだけど、そういう気質の人ではないんじゃないかなぁ。ドラマとかショートフィルムとか、もっと遊べるフィールドで楽しませて欲しいと思いますね。もっとも、これは私がこれまで見てきた堤作品を通しての見解ですけど。
お約束のネタがちゃんと入ってたところは良かったです。矢部の細かい髪イジリとか上田の通信教育仕込みの空手(強すぎ!)にデクノボウぶり。ただ、これはやっぱり脚本がマズいですね。この映画の制作陣にそっくりそのまま言い返してやりたい。
なぜベストを尽くさないのか!!

秋ドラマ

▼ ビギナー
堤真一のキャラが予想外にオモロイ。とうとう今週はノリツッコミまで披露。あのミムラって子は絶妙な素人っぽさがイイですな。たいていの男は好感持つんじゃないでしょうか。フジテレビいい仕事してるッ!ってことで、ストーリーもなかなか面白いと思います。ちょっと「輝く季節の中で」みたいですね。医大生と司法修習生っていう違いはあるけど、なんか似てる。
あなたの隣に誰かいる
これ何がしたいのかよくわからない。また過去のドラマに例えると「眠れる森」。ミステリアスな雰囲気っていうか、後半にならないと何とも言えない感じ。そういえば、北村一輝っていう人いますでしょ。あの人と沢村一樹ってよく混同しちゃうんですよね。名前も顔も似てるし。オマケに今回の役名が沢村ときたもんだ!!
ハコイリムスメ
どうも火曜のドラマは続けて見てしまうんだけど、なんかどうでもいい内容。見逃してもたいして悔しくないタイプ。前やってた「クニミツの政」よりはマシだけど。ところがどっこい、イキナリ吉沢悠が交通事故で記憶喪失!すげぇどうでもいい急展開!!
白い巨塔
ドロドロしてんなぁ〜これ。医療系ドラマって「救命病棟24時」とかああいう善玉がある一方で、こういう悪玉があるから面白い。人の生死とか金とか権威がモロに絡んでくる。そのえげつなさや良し!特に西田敏行がいい味出してる。ただ2クールあるんですよねぇ、このドラマ。長いなぁ。
ヤンキー母校に帰る
略して『ヤンぼる』。そんなにヤバさが伝わってこない。なんか楽しそうじゃん。もっと殺伐とした雰囲気だと思ってたんですけどね。実話だけど、今のところ「GTO」と同じ空気を感じてしまいます。役者にリアリティがないからでしょうか。
ところで、見てないけど「マンハッタンラブストーリー」は面白いんですかね?クドカンってツボに入らないとホントつまんねー時あるからなぁ。

募集

この映画は特に薦められたわけではないんですが、人が薦める作品を見てみるってのもなかなか面白いんじゃないかなーと思うんで、このサイトを見てどこかシンパシーを感じていただいている方は、オススメ作品なんぞ教えていただけるとありがたいです。上のアドレスまでメールください。ジャンルは問いません。

非・バランス

非・バランス

この映画に関するメールをいただきまして、タイミング良くテレビで放送していたので見てみました。
技術的にも大した事してないし、すごい盛り上がるシーンとかもそんなにないんだけど、退屈しませんでした。むしろもっと長くてもいいと思いましたよ。ストーリーに入り込めたんでしょうか。悪く言ってしまえば『青い』映画なんだろうけど、やっぱ好きなんですね。こういうのが。普通じゃ体験できないような内容(非現実的ではない)で、そこに一種の憧れを感じてしまったり、悔しかったり、心地よかったり。
この作品はとても純粋に出来てると思います。避けたくなるぐらいストレート。ちょっと自己嫌悪になりました。これオカマが出てくるんですけど、オカマの人って普通の人より繊細だったりするじゃないですか。少なくとも私のイメージではそうなんです。感情豊かというか。映画全体としても、その人生開き直ってる感じが、より哀しさを見せて、より楽しさを見せて、伝えてくるんですよ。そこはちょっとたまらんかったですね。
海のラストシーンは好きです。友達を作った主人公が自分の思い出をその子と共有して、そのきっかけを作った存在が消える。思い出を残して。っていう。作品をすごく大切に閉めようとしてるのがわかります。名作とは言わないけど、なんかこういうのはクサせないですね。
ただ、これDVDジャケットの画像見たら、タイトルの上に「ジンセイは傷ついたもん勝ち!」とか書いてあるんですよ。このキャッチコピーは違うんじゃないかなと思うんですけどねぇ。ちょっと鼻につきます。

今日の出来事

タイトルバックの音楽にコーネリアスを起用したとのことで、今日メイキングやってました。ちょっとしか映らなかったけど。音楽は初めて聴きましたが、無難だけどコーネリアスっぽい遊びが入ってる感じでした。「drop」のギター音が後半のアクセントに使われてたような気がします。あんまり覚えてません。