グラディエーター

GLADIATOR

なんか上手く感想が出てきません。賞を狙った作品によくある無難さとわかりやすすぎるストーリー。ある程度楽しめる内容ではあるけど、これといって何も感じないというか。たぶん1週間も経たないうちに忘れちゃうと思います。
それでも戦闘シーンはなかなかだったと思いますよ。スクリーンで見たら結構な迫力じゃないでしょうか。でも、それ以外が退屈で仕方ありませんでした。早く殺っちまえよ!と。どうせオチなんてみんな分かってるんだから、無駄なところをダラダラやられても面白くありません。あと、殺された主人公の家族をちゃんと映して欲しかった。まぁ賞を取りたいのなら映さないのが賢明ですよね。これはイヤミです。
それにしても、最後の皇帝戦はなんなんでしょう。主人公が恨みを晴らしたはずなのに全然スッキリしない。あのリアクションに困るコロセウムの客は何が言いたいんでしょうか。どうせなら勝利を称えて欲しいですね。それでこの話は大団円じゃないですか。勧善懲悪メデタシメデタシですよ。なのにあのシラケ様。そんなのこっちまで「何?この空気!?」ってなってしまいます。盛り上がって終わりたかったのに。
役者に関してはそんなに言うこともありませんが、この映画はちょっと長すぎです。