ミッション:インポッシブル

π

うわぁ〜、ビックリするほどつまんねぇなコレ。どこがスリリングなのか全くわからん。CIA潜入ってあんなに簡単なのかよ。こういうスパイ映画ってのはやっぱりある程度緊張感が必要だと思うんです。それが全然伝わってきませんでした。見せ所は潜入シーンとラストだと思うんですけど、あんなのコントですよ。ジャン・レノがボケでうっかり手を滑らせて、ツッコミのトム・クルーズは「なにしとんねん!」っていう(笑)。ラストは爆風で電車に飛び移りましたからね。あれは笑ってしまいました。これと言ってメッセージ性があるわけでもなく、かと言ってエンターテインメントとしてはどうなのかと考えても首を傾げてしまう。中途半端なんですよ。作り手としてはラストのオチでしてやったりな感じなんでしょうけど、こっちサイドは「ふーん、、、」っていう反応なんです。結局それだけかい!っていう。何を持って映画にしたいと思ったかがわからない。これならテレビで「スパイ大作戦」をやっていた方がいいと思います。トム・クルーズを追う人達もなんだかよくわかりません。最後なんて完全に身内の対決ですからね。あのオッサンたちは蚊帳の外です。なんつーか、ルパン言うところの『銭形のとっつぁん』がいないんですよ。親を逮捕してみたり意味の無いことばっかりやってる。全然手強くない。続編も見る気なくしました。