踊る大捜査線 THE MOVIE 2 〜レインボーブリッジを封鎖せよ!〜

踊る大捜査線 THE MOVIE 2

個人的な見解だけど、私はそもそも織田裕二のアツい奮闘劇というヤツが大好き(ホワイトアウトを除いて)なので、この作品に関してはそんなにアラ探ししたくないというのが本音。ミーハーながら今までのドラマシリーズも全て見てきているし、普通に楽しみたいという想いが強いのです。ですが、初めに言っておくと、毎度このシリーズは事件のわりに捜査規模がデカすぎる。特殊急襲部隊(SAT)なんてよっぽどの事がないと出ないハズなのに、軽々しく登場してきてるし、レインボーブリッジ封鎖に至っては、なにもそこまで、、、という印象。もうこの際だから言うけど、途中で見切れる軽部(メガネデブアナ)、大根演技の高嶋ちさ子(バイオリニスト)あたりは興ざめ。岡村はなかなか良かったけど、役回りのオチが適当。本人は笑いなしでがんばっていたと思いますけど。
以上が多少気になった点で、他は大満足です。オープニングのタイトルバックから音楽と映像編集がいきなりカッコイイ。一気に引き付けられました。5年後の設定で個々の環境が微妙に変わっていたのも見ものでした。地味なとこ言うと、玄関で警備してた彼とか。でも、青島と室井が変に仲良しになってなくて、微妙な距離感を感じつつもどこか通じ合ってるという関係は昔のままで非常に良かったと思います。真下もネゴシエイターになっていたりして面白かったんですが、やっぱり雪乃との関係は変わっていなかったり、そういうところは「踊るファン」を楽しませているなぁと感じました。署長・副署長・課長のお約束っぷりとか、魚住の万年係長っぷりとか。あと、新メンバーですが、まずは沖田仁美管理官。とりあえず、CMで耳馴染んだ「所轄の仕事なんてどうだっていいでしょ!」はかなりシビれました。そうだ!どうだっていいんだ!!とか勝手に思っちゃう勢い。関係ないけど、劇場が混んでて前の方で見たので、毛穴見えまくりでした。これぞ舞台顔って感じの迫力。マジ濃すぎ。小泉孝太郎は意外に地味な役で、あんまりおいしくないんですが、それなりに似合ってたし、まぁまぁ良かったんじゃないかと思います。小西真奈美は、普通ですね。個人的にもう少し筧利夫を出して欲しかったんですが、あんまり今回は活躍しませんでした。
全体的にとてもわかりやすくて楽しめます。和久さんブチ切れシーンとか、室井が颯爽と仕切りだすシーンは、単純にスカッとさせてくれるので、好きです。そういえば、SATの中隊長もなかなかアツい男で良かったですね。
踊る最高!(CMに出てくるバカ丸出しヨロシク風で)