マルホランドドライブ

MULHOLLAND.DR

ハンニバル」を借りたついでに、以前から見たかったコレも借りてみました。映画が抽象的なので感想も具体性を除いたものに。映画を見ていなければ何を言っているか全く理解できないと思いますが、そこは目を瞑ってください、、、。
正直わからんかった。で、数時間後に鑑賞時立てていた仮説で話を追っていったら、なんとなーく理解できた。それでもイマイチわからんのです。数人で観賞して、議論を始めれば一日丸々潰れてしまうような気がする。それだけ個人個人の解釈の違いが生まれるのではないかと思います。その正解はリンチのみぞ知るといったところだけども、それは正解のひとつに過ぎない。この映画は2つの世界が描かれていて、非常に混乱を招く。それは数多く存在する伏線と、その交錯、現実と虚構の混在によるもの。私の解釈をここで主張するつもりなんぞありませんが、要は『すべてテープで記録されたもの』ということ。わかりやすく作ろうと思えば作れるモノを継ぎ接ぎしたリンチの世界を感じられれば、とてもよく出来た作品だと思えるハズ。私にそれを気づかせてくれたのはナオミ・ワッツの実力と前述のセリフだった。これらから読み取れるモノがなければ、私は道に迷ったままであった。つながりそうでつながらないループ。この映画は見るほど新しい発見、解釈、作り手のこだわりが見えてくると思います。でも、ただ受動的に見るだけでは何回見てもおもしろくない。闇に包まれたMULHOLLAND DR.の麓にはハリウッドの美しい夜景が広がっている。この映画の表情そのもの。その視点で見ることが出来れば、一見難解なパズルも容易に組み合わせることが出来るのではないでしょうか。最後の1ピースは存在しないけども、、、。約2時間半。この内容。正直言って疲れる。時間さえあれば繰り返し見たい気分ではあるけど、もう当分この手の映画は見たくない。たまには「ピンポン」あたりイッてみるか!
今日レッドドラゴンを見に行ってきました。感想は明日にでも。